碧音papa’s BLOG

一回受けて落ちたから判る資格対策や、一度働いたからこそ判る職業の実情、他にも日常会話でサラリと使えたら格好いい慣用句や、目指せ自炊で月一万円‼️‼️など 後は日々の些末で不幸な出来事……………要は雑記ブログですね。長文失礼しました↓↓↓↓↓

8 何者

直木賞受賞作

今回は文庫ではなく、映像で拝見しました。実はHuluに加入しました。沢山の動画コンテンツサービスの中でも一番安価だというのが決め手でした。で、休日でしたので見てみました。

沢山タイトルがあるので適当にザッピングしていてコレが気になりました。あらすじを見る限りは、自分に投影出来る感じでもない今どきの若い就活生の話だったのですが、タイトルも何者と流石に不惑を前にした私にはそぐわないかな・・・とは思いましたがなんせ見放題なので。でも、当たりでした。

あらすじ

朝井リョウ原作

大学生の就活ベースに描くリアルな人間模様の話です。

私は高卒で就職活動経験もなく、物語のカギになるSNSとかも、やらないというか苦手意識があるのでリンクする部分が少なく最初は現代の若者は大変なんだなと、傍観者というか親目線でリアルな20代の人間関係を勉強していたような感じでした。でも、ちょっとづつ自身とかさなる部分て出てくるんですよね。映画っていかに感情移入できるポイントが多いのかが私の中での名作という一つの基準になります。重ならなくても共感できるポイントが少なくても激しく強い共感を生んだ作品も名作になります。今回は前者でした。

共感ポイント
  • 主人公の先輩の名前が一緒。珍しい苗字なんであまり出てこないんですよね。それがさらっと出てきたので驚きました。珍しい苗字を持つ人あるあるですかね。結構共感度が高まります。
  • 過去に逃げたことがあり、つまり自分に自信がなくきちっと問題を正面から受け止めず斜に構えてるか、いなしてる所も同じでした。
  • 演劇を見ているところ。主人公は演者側で私は観覧者側で立場は違いますが結構、演劇は観てきたので当時の空気感が蘇ってきて気持ちよかったです。
  • ルームシェアも然り。私も2~3回、同性の同居人と人を変えて、しておりました。ルームシェアした人しかわからない絶妙な距離感が忘れていた心に染みました。悲
感想

物語の転換点にお互いのPC・スマホを貸借するという場面があります。これが契機となり展開していきます。これが一番共感できました。

TwitterやLINEなどのSNS嫌いな理由がこれです。本当にプライベートな品物になってますよね。今は。自分のリアルな気持ちの外部記憶装置です。それを他人にふとしたきっかけで、悪気もなく見れてしまうといった怖さ・脆さ・危うさが私のSNSを敬遠している由縁です。昔の幼いころは自分の家の隅っこに(宝物箱)として大事に保管していたので家族以外にはまず、見られてしまう心配はありませんでした。なんてことないものばかりでしたが。私はびっくりマン派ではなくドキドキ学園のシールや秘伝忍法帖派でしたのでホログラムやキラのシールとか、キレイな色のBB弾とか本当に今おもうとつまらないものばかりでしたが、当時は大切に閉まってました。人によって大事なモノって違うので、やはりそれを見られてしまうのは嫌です。それは今も変わりません。

相手にとっては何てことないものでも、自分には重要。それを携帯電話やメールの文面などで簡単に心の裡を見られてしまうのは酷で嫌です。

でも、でもなんです。それって相手のことが好きじゃないからなのかな?って映画を見て思いました。好きな人には見られてもいい。むしろ見られたい。見られたうえで、それでも好きでいてほしい。そんな事に気づかされました。

まとめ

よく、本は良かったのに映画でみるとガッカリする。という意見を聞きます。私も何度か経験があります。でもコレは紙媒体でも読んでみたいと思わせる映画になってるように感じました。つまり、いい作品だということですよね。

人によって感じ方は千差万別。この作品も観た人通りの感想があると思います。私のような感想を持った人はマイノリティだとは思いますが・・・。察するに主テーマは過去の自分の過ちを認め、一歩踏みだして生きていく!といったものだと思います。

私には子供がいます。今は離れて暮らしています。辛い日々です。

ふと、親のことを考えました。同じ境遇です。

親も私たちと小学生の頃から離れて暮らしていました。会うたびに写真を親が取るのですが、正直、なんでこんなに撮るのかな?また会えるのにと思ってましたが、今 わかります。父の病室にいくと私たち3兄弟がベンチで三者三様のポーズで映っている写真が大きく引き伸ばされて飾ってありました。幼心に、あまり良い顔に映ってないので嫌だなぁと思っていましたが、実際自分が同じ境遇になってみて、やっと理解できました。寂しかったんでしょうね。父は。で、弱かった。何が正解かはわかりません。でも、私は父の下に生まれて良かったです。勿論、後悔も沢山あります。いや、後悔が9割かな。これまでの人生、胸を張って言えるようなことは特にないけど、それでも父の下に生まれてきて良かったです。で、私は父と同じ人生にはしません。反面教師。必ず子供達ともう一度、ともに暮らし、親として伝えられること・見せてあげられることを!    それと近くで成長を見守っていきます。それが、できるように。それを教えてくれたのはあなたです。今も独りで生きているものと思います。あなたの生まれ故郷からしたら大分都会ですが、それでも過疎化の酷い、決して便利な街とは言えないところで。私は、そこが自分の身には合ってたのかも知れませんが自己の成長が遅くなる気がして家をでました。あなた譲りのメンタルの「脆さ」を克服するには、それしか当時の私にはできませんでした。

ですので、私は私に課された3年という時間を子供達と、もう一度、一緒に暮らすということを命題として生きていきます。

と、どうも私は感情移入しやすい性質なもので映画一本観ただけでココマデ考えてしまいます。でもそれ位、良質な映画でした。Huluさま有難うございます。

そして、最後にお父さんへも一言。  ありがとう。